新開発の形状記憶合金を使い、地震の繰り返しの揺れによる建築物の損傷を抑える研究が注目されている。高コストなどの課題を産学連携で乗り越え、既に国内大手住宅メーカーが住宅向けの筋交いを商品化、橋や道路など土木分野での応用も検討されている。研究者の一人は「高機能な制震を手軽に実現できるようにしたい」と話す。

 超弾性...