「この世の地獄としか思えない光景が展開されていた。既にいろんな人間の死を目の当たりにしており、少々のことには動じないはずだが、この光景だけは終生忘れられない」

 1945年8月9日の長崎原爆で兄ら家族を失い、自身も直後に長崎市へ入り被爆し...