食パンを寄贈する山根一利社長(左から3人目)=松江市殿町、島根県庁
食パンを寄贈する山根一利社長(左から3人目)=松江市殿町、島根県庁

 新型コロナウイルス禍で負担が増す医療従事者を励まそうと、山陰両県で高級食パン専門店などを経営する葡萄屋(鳥取市雲山)が15日、島根県立中央病院(出雲市姫原4丁目)に食パン千斤を贈った。

 葡萄屋は、県内ではJR松江駅構内などで3店舗を営む。この日は柔らかく甘い風味が特徴の食パン100斤を県庁に届けた。受け取った丸山達也知事は「力をいただいた。おいしく味わってもらいたい」と感謝した。残りは日を分けて届ける。山根一利社長(65)は「いつ収まるか分からず、緊張感がある状況が続く。食パンを食べて笑顔になり、勤務をしてほしい」と話した。鳥取県立中央病院(鳥取市江津)にも6月、同様の支援をした。(森みずき)