過去14回の隠岐古典相撲は、1~7年間隔で開かれてきた。前回から今大会までの12年という間隔は異例の長さだ。それでも、隠岐諸島では盆明けから地区単位で力士が集まり、一斉に「地取り」と呼ばれる稽古が始まった。

 土俵脇では過去の出場経験者、地域の世話役、住民が連夜集まって力...