村尾和花奏さんの「みんなの宝『桜』新聞」
村尾和花奏さんの「みんなの宝『桜』新聞」
第9回小学5年生の部最優秀賞「なるみ食堂新聞」松江市立城北小学校・大石成望さん
第9回小学5年生の部最優秀賞「なるみ食堂新聞」松江市立城北小学校・大石成望さん
村尾和花奏さんの「みんなの宝『桜』新聞」
第9回小学5年生の部最優秀賞「なるみ食堂新聞」松江市立城北小学校・大石成望さん

レイアウトをしよう 写真やイラストで工夫

第9回小学4年生の部最優秀賞 雲南市立木次小学校5年 村尾むらお和奏わかなさん(10)

 レイアウトとは記事や見出し、写真などの場所を決めて、読みやすい紙面を作り上げることです。日本語で「割(わ)り付け」と言います。村尾和奏さんの「みんなの宝『桜』新聞」は、紙面の左上から右下に桜並(なみ)木(き)を描いたレイアウトが目を引きます。

 「テーマにした『桜』を目立たせるため、真ん中に大きく桜並木を持ってきた」と村尾さん。見た人が読んでみたくなるように、インパクトのあるレイアウトにしました。

 並木の一方の側にはピンクの和紙をちぎってはり、春の桜を表現。もう一方には緑色の和紙をはって夏を表しました。「桜のことを書いているのでピンクをベースにした。夏の桜について書いているところは緑で囲んで夏らしさを表した」と色合いにも気を配り、統一感のある紙面に仕上げました。紙面左上の並木の始まる場所には、桜並木入り口に立てられる門の写真をはって、現地の様子を伝えました。

 ほかにもイラストやグラフ、たくさんの写真が使われており、「文字だけよりも分かりやすいと思ったから」と説明します。桜と一緒に写る幼いころの写真をはったり、桜の豆知識を桜の花の形で囲んで記したりと、工夫がもりだくさんです。

 3年の総合学習の時間に地元の桜について学び、もっと深く知りたいと思って作った「みんなの宝『桜』新聞」。紙面の一番上に書いた見出し「つたえよう つなげよう ふるさとの桜への思い」に村尾さんの気持ちがこもっています。

       (金津理子)

 

遊び心ある紙面レイアウト

第9回小学5年生の部最優秀賞 

「なるみ食堂新聞」松江市立城北小学校・大石成望さん

 7日間の献立を中央にバランス良く配置した目を引く紙面構成。題号や見出しにのれんのイラストをあしらうなど遊び心があり、楽しく読める新聞に仕上がった。

 次回は23日に高校生の部「新聞記事感想文コンクール」について掲載します。