東京五輪・パラリンピック開催による新型コロナウイルス感染拡大に不安を感じているか、競技を楽しみにしているか
東京五輪・パラリンピック開催による新型コロナウイルス感染拡大に不安を感じているか、競技を楽しみにしているか

 共同通信社の全国電話世論調査で、23日に開幕する東京五輪の競技実施を「楽しみにしている」と答えた人の割合は「どちらかといえば」を含めて計71・0%に上った。五輪・パラリンピック開催による新型コロナウイルスの感染再拡大に不安を感じている人が計87・0%もいる中、競技への興味や関心の度合いは高い実態が明らかになった。

 大会開催による感染再拡大に「不安を感じている」人の計62・6%が楽しみと回答。「ある程度不安を感じている」人も計78・8%が楽しみと答えた。

 新型コロナを巡る政府対応を「評価しない」人でも計63・1%、「評価する」人では計86・4%が楽しみとした。

 五輪開催で観客の取り扱いについては東京都で4度目の緊急事態宣言の発令を受け、首都圏の1都3県に加え、北海道や福島県も無観客で実施することになった。このような対応に関し、43・6%が「適切だ」と回答した。男女別でみると、男性で39・0%、女性で47・9%を占めた。

 菅内閣支持層では「適切だ」が52・9%、「少人数でも観客を入れて開催するべきだ」が31・0%、「中止するべきだ」が14・9%となった。不支持層では「中止するべきだ」が45・6%で最多。「適切だ」が35・8%、「少人数でも観客を入れて開催するべきだ」が18・3%だった。