出雲市内を中心に創作活動や音楽活動に取り組む団体が成果を発表する「音と手仕事展2024」が21日、同市駅南町1丁目のビッグハート出雲で始まり、パッチワークや絵手紙などの作品を通し、来場者が芸術の秋を体感した。入場無料、22日まで。
ビッグハート出雲が2013年から開催。今回は7団体が約120点を展示している。
絵手紙友の会さんいん出雲教室は、夏の甲子園で活躍した大社高校ナインを題材にした作品などを出展。選手がバントを決めた場面を描き「可能性は無限大」の言葉を添えた。キルトボックス出雲教室は、風神雷神や、陶芸家・河井?次郎の作品を描いた2メートル四方のパッチワークキルトのタペストリーを展示。ティッシュケースをつくる体験教室も開いた。
樹脂粘土で作った本物そっくりな山野草、光沢のある絹糸で織ったあでやかな日本刺しゅうも並ぶ。来場した同市今市町の深津富美子さん(75)は「繊細な作品が多く、見ていて面白い」と話した。
22日はクラリネット愛好家でつくる「シェーネ・クラマテーレ」の演奏会がある。(佐野卓矢)