日本企業の生産性の低さは言うまでもない。  経済協力開発機構(OECD)加盟国38カ国中30位、1970年以降で最低の水準である。とりわけ、人手不足が顕在化している中小企業では、物価上昇に負けない賃上げを実現しなければならない。生産性の向上は避けられない課題だ。  他方、技術の擦り合わせで複雑な開発をする力を示す「経済複雑性指標」が、日本...