浜田商業高校(浜田市熱田町)の生徒3人が、浜田市旭町木田の旭温泉にあるホテル川隅の新たな宿泊・日帰りプラン開発に一役買う。生徒は市特産のノドグロを前面に出したプランや、女性をターゲットにしたスイーツバイキングなどを提案した。意見交換を踏まえ、年内の商品化を目指す。 (陶山貴史)
会席料理に宿泊という従来の旅行ではなく、新たな宿泊や日帰りのプランを作ろうとホテルが浜田商高に依頼して実現した。
いずれも情報処理科3年の山崎祭さん(17)と林亜勇夢(あゆむ)さん(17)、坂本美結さん(17)の3人が課題研究の授業の一環で取り組む。
19日の意見交換は、ホテル川隅の従業員のほか、金融機関などが参加した。生徒がノドグロの炊き込みご飯や煮付けなどの会席料理のほか、若い女性向けに人気スイーツや地元業者のドライフルーツ、ジャムを使ったデザートを提案した。従業員からは「旭町特産の梨や桃も使ったらどうか」などの意見が出て、今後、プランの詳細を詰める。
山崎さんは「自分たちのプランを伝えるのは緊張した。これから実現に向けて頑張りたい」と意気込む。ホテル川隅の今宮和徳常務取締役(42)は「従業員だけでは出ない意見もあった。プランの仕上がりも楽しみで、集客にも期待したい」と笑顔を見せた。












