作品展の準備を進める創雲書道会の会員＝出雲市駅南町１丁目、ビッグハート出雲
出雲、雲南両市の書道愛好家でつくる創雲書道会の作品展が２７日、出雲市駅南町１丁目、ビッグハート出雲で始まった。名曲の一節や俳優の詩を引用した親しみやすい書が、来場者を楽しませている。入場無料、２９日まで。
創雲書道会は４０代から９０代までの１５人が所属する。約４０年前に発足し、作品展は毎年開いていたが、新型コロナウイルス禍や会員減少で、今回、３年ぶりに開催した。
「近代詩文書」などの作品４７点が並び、菜の花に舞うモンシロチョウを詠んだ句を力強い書体で表現した縦１６０センチ、横１８０センチの大作もある。「翼をください」のフレーズ、俳優の黒木瞳さんの詩を、温かみのある書で描いた作品もあり、来場者の目を引いていた。
同書道会の吾郷純子会長は「会員がはりきって書いた力作ぞろい。書に親しみ、興味を持ってもらえるとうれしい」と話した。（佐野卓矢）
