松江市西津田9丁目、開星中学校・高校でこのほど、犯罪被害の防止教室があり、同校の高校生約500人がインターネットの危険性を考えた。
中高生による交流サイト(SNS)のトラブルや犯罪被害を未然に防ぐことを目的に松江署が実施した。
講演では松江署員がネット上の犯罪の危険性を話し、情報を簡単に信用しないことや不用意な発信はしないといった利用上の注意点を説明した。
ネット上のサイバー空間における犯罪被害防止を啓発する「島根県警察サイバー防犯ボランティア」が、本人に許可なく隠し撮りをした写真をSNSにアップするといったトラブルの事例を実演。生徒らは問題点を考えた。
参加した3年生の川辺奈央さん(17)は「友人と撮った写真をアップする時、他人が映らないよう配慮したい」と話した。
島根県警察サイバー防犯ボランティアで島根県立大人間文化学部3年の岩沢有紗(ありさ)さん(21)は講演を振り返り「ネット上のトラブルを自分ごととして考えるきっかけになるとうれしい」と話した。
この日は同校の中学生約120人にも教室を開いた。(松本ひろ)