出雲市内の植物画愛好者による「花の絵会いずも」の作品展が2日、出雲市斐川町直江、ひかわ図書館ホールで始まった。四季折々の植物を細密に描いた作品43点が来場者を魅了している。14日まで。
会は約20年前に発足し、会員が山田ひさ子代表(79)=出雲市多伎町口田儀=の指導を受けて描いた作品を年に1回、同館で発表している。
市内外の会員20人が透明水彩絵の具を使って描いたアマリリスやゼラニウム、ヒガンバナといった作品が並ぶ。いずれも実物大で、花びらや茎、葉脈、種まで細かく観察し、正確に描かれている。
園芸種だけではなく、コゴメカヤツリなど普段は雑草として扱われるものもある。山田代表は「一生懸命に生きている植物を丁寧に正確に描いた。身近な植物を楽しんでほしい」と来場を呼びかけた。
入場無料。午前10時から午後4時まで。7日は休館。(佐藤一司)