山陰両県は20日、引き続き高気圧に覆われて気温が上がり、出雲市と島根県津和野町で最高気温が35度以上の猛暑日を観測した。県内では今年初。熱中症が疑われる症状で、両県の計15人が救急搬送された。
松江、鳥取両地方気象台によると、最高気温は、津和野35・3度▽出雲35・1度▽松江33・3度▽鳥取33・6度▽智頭33・3度▽米子32・5度―など。
夫婦で津和野町を訪れた福岡市の井野和人さん(65)は「散策していてとても暑くて驚いた。あまりの暑さで津和野城跡へ登れなかった」とタオルで汗を拭いながら話した。
両県の各消防本部によると、熱中症の疑いで救急搬送された人のうち中等症は9人だった。
両地方気象台は、気温の上昇などに伴う熱中症への注意を呼び掛ける。 (片山皓平)













