瑞風の到着を歓迎する住民や子どもたち=大田市温泉津町小浜
瑞風の到着を歓迎する住民や子どもたち=大田市温泉津町小浜
温泉津駅のホームに入るトワイライトエクスプレス瑞風=大田市温泉津町小浜
温泉津駅のホームに入るトワイライトエクスプレス瑞風=大田市温泉津町小浜

          
瑞風の到着を歓迎する住民や子どもたち=大田市温泉津町小浜

          
温泉津駅のホームに入るトワイライトエクスプレス瑞風=大田市温泉津町小浜

 JR西日本の豪華寝台列車「トワイライトエクスプレス瑞風(みずかぜ)」が7日、大田市温泉津町小浜の温泉津駅に3時間停車し、乗客が世界遺産・石見銀山遺跡の中心地である同市大森町を観光した。長年誘致活動をしてきた地元の住民や商工・行政関係者、子どもたち約100人が出迎え、乗客30人を歓迎した。

 午後2時26分、光沢ある濃緑色の列車がホームに入ってくると、駆け付けた関係者が「歓迎 トワイライトエクスプレス瑞風」と書かれた横断幕を掲げ、小旗を振って出迎えた。大森町に向かうバスに乗り換える駅舎前では、市小唄保存会のメンバーが地元の民踊を披露。乗客たちは熱烈な歓迎に笑みを浮かべた。

 住民有志が温泉津駅にすれ違いのため止まる瑞風に向かって手を振るなど熱心な活動を続け、誘致につなげた経緯がある。列車到着に先立つセレモニーで、JR西日本山陰支社の金岡裕之支社長は「皆さまの熱い思いを受け、立ち寄りが決まった。地元と一緒になって最高のおもてなしをしたい」とあいさつ。

 大田市の楫野弘和市長は「口コミが一番のPRになる。きょうが第一歩で市民をあげて歓迎していきたい」と話した。手振り活動を続けてきた地元・薬師湯の内藤陽子代表は「本当に感無量。何度も足を運んでもらえるようおもてなしを続けたい」と強調した。

温泉津駅のホームに入るトワイライトエクスプレス瑞風=大田市温泉津町小浜

 運行頻度は来年6月までに13回を予定し、その後も継続する。

 温泉津駅への立ち寄りは、5コースのうち下関駅(山口県下関市)を出発し京都駅(京都市)までを1泊2日で旅する山陰上りコースの1日目に組まれている。

(勝部浩文)