益田市ゆかりの画聖の名を冠した「雪舟さんまつり」がこのほど、同市乙吉町内であった。地元の児童と園児が小僧のころの雪舟に扮(ふん)して、大きな筆を模した「大筆みこし」を引いて練り歩いた。
地元吉田地区の吉田、吉田南両小学校の児童と雪舟保育所の園児計約30人が白衣と黒の腰衣姿で参加した。イオン益田店駐車場をスタートし、雪舟の墓がある大喜庵まで約1・5キロの道のりを元気よくパレードした。
初めて大筆みこしを引っ張った島地滉ちゃん(5)は「みこしは重たかったが、楽しかった。また引っ張ってみたい」と話した。
地元住民でつくる吉田地区まちづくり推進協議会が主催し28回目。地元商店街「雪舟さんSUN(サン)タウン」などが協賛した。
イオン益田店駐車場には約20の出店が並び、たこ焼きやジュースなどを販売したほか、特設ステージで石見神楽公演などがあった。(中山竜一)