出雲署は17日、出雲市内の30代男性が、架空料金請求名目で現金約43万円をだまし取られる特殊詐欺に遭ったと発表した。

 出雲署によると男性は8月4日、ネットで副業に関する広告を見つけ、LINE(ライン)で「堀井」と名乗る人物とやりとりを始めた。相手に動画をスクリーンショットし、画像を送信すれば報酬がもらえる副業を勧められ、男性が指示通り送ると、サイト上に報酬を獲得した状況が表示された。

 「高額報酬を得るには課題をしないといけない」「前金が必要だ」と言われ、指定口座に3千円を振り込んだ。実際に出金ができたため、振り込みを続けた。その後に「間違った操作で損失が出た」「罰金を払えばお金を引き出せる」と言われ、不審に思った男性が出雲署に相談した。