来年の被爆80年を目前に、日本原水爆被害者団体協議会(被団協)にノーベル平和賞が贈られることが決まった。欧州と中東で戦争が続き、核リスクが高まる中、それは人類への警鐘であり、永続的な平和への道標だ。被爆者に長年寄り添ってきた俳優の斉藤とも子さん、医療ソーシャルワーカーの村上須賀子さん、弁護士の内藤雅義さんが意義を論じた。 (聞き手は共同通信編集委員・太田昌克)
授賞の決定をどう受け止めたか。
村上 「ニホンヒダンキョウ」と発表された瞬間、鳥肌が立った。ヒバクシャ同様、ヒダンキョウが国際共通語になったと...