【浜田】浜田市民が市議会議員に市政について意見を提案する市民一日議会が20日、市議会議場であり、高校生から社会人までの市民11人が子育て支援や街づくりなどについて発言した。
市議会が市民の声を聞く取り組みとして始め、4回目。1人当たり持ち時間5分、質疑応答5分で発言した。
このうち、2児の子育てをする自営業、稲沢鈴夏さん(31)は、市が子育て中の母親に交流サイト(SNS)を使った育児情報の発信を委託するよう提案した。「現代はネットでの情報収集が主流。子育てママの新しい働き方の創出にもつながる」と説明した。
浜田商業高校3年の宅間優希さん(18)は個人事業主でもある自身の経験を踏まえ「起業のための補助金申請が難しい」と訴えた。簡素な申請書やプレゼンテーション審査で活動資金を調達できる仕組みをつくってほしいと要望した。
議会は今後、全員協議会を開き提案について協議する。(中村成美)