松江市東朝日町のイオンスタイル松江で、島根窯元展が開かれ、島根県内の窯元の陶磁器が一堂に並び、来場者の目を楽しませている。30日まで。
窯元展は県物産協会と県陶器振興会が開き、同会場での開催は8回目。浜田市の石州亀山焼や安来市の錦山焼窯元といった県内の19窯元から約5千点の陶磁器が並んだ。
小泉八雲の代表作「怪談」の出版120年を記念し、八雲の後ろ姿をイメージした皿やカップをはじめ、2025年の干支(えと)、ヘビの置物なども登場した。陶磁器に関わる本の販売もある。
来店者は各窯の作者に直接こだわりなどを聞きながら、焼き物を手に取っていた。釉薬(ゆうやく)の鮮やかな色や陶磁器の質感を吟味していた。
皿などを購入した出雲市塩冶町の錦織奈々子さん(31)は「すてきな色や模様が多く、実際に使うのが楽しみ」と話した。(林李奈)