松江市出身の立体切り絵作家、SouMaさんの個展「SouMaの世界展」(山陰中央新報社主催、松江市など共催)開催を前に21日、SouMaさんが松江市役所を訪れ、地元での初の個展に向けた意気込みを話した。
立体切り絵は切り絵と折り紙の魅力を備える。一枚の紙から設計図なしで切り出し、立体感のある神秘的で美しい作品を制作する。東京や大阪など全国各地で個展を開き、王冠やバラの花など繊細で美しい作品が話題になっている。
松江市での個展は初めてで、カラコロ工房(松江市殿町)のリニューアル記念として12月7日、始まる。代表作をはじめ、松江の景色と宍道瑚をテーマにした作品や最新作など55点を並べる予定。
SouMaさんは新しい風をイメージした作品「薫風」を手に「地元で個展を開くことができてうれしい。いろいろな角度から作品を楽しんでほしい」と来場を呼びかけた。
上定昭仁市長は「作品は独特の世界観が際立っていて、展示が楽しみ」と期待した。午前10時~午後5時(金、土、日は午後8時まで)。来年1月13日まで。入場料は前売り900円(当日千円)、ペア前売り1600円(当日1800円)。中学生以下無料。(林李奈)