Tシャツやポスターなどのデザインを披露する高橋百合子さん(左から3人目)ら関係者=出雲市今市町、市役所
Tシャツやポスターなどのデザインを披露する高橋百合子さん(左から3人目)ら関係者=出雲市今市町、市役所

 2025年3月に出雲市内で開かれる「出雲くにびきマラソン大会」のポスターや参加記念Tシャツのデザインを障害者支援施設の利用者らが手掛け27日、市役所で飯塚俊之市長にお披露目した。

 デザインは障害者とプロのデザイナーがバディ(相棒)を組み、お互いの感性やアイデアを生かして作品に仕上げる「バディアート」。ポスターは再生や繁栄を象徴する鳳凰(ほうおう)と出雲神話を融合させたデザインで、Tシャツには出雲市の自然と市民の活力を表す花をあしらった。

 マラソン大会に協賛する山陰パナソニック(出雲市渡橋町)が橋渡し役となり、就労継続支援B型事業所などを運営するNPO法人サポートセンターどりーむ(出雲市東福町)の利用者2人が参加。鳳凰のデザインなどを手掛けた高橋百合子さん(39)は「かわいらしく描こうと心がけた。参加者には明るく楽しく走ってほしい」と話した。

 飯塚市長は「すてきなデザインで多くの人が喜び輝ける大会になりそう」と話した。Tシャツはレース前に配られ、参加者に着用して走ることを呼びかける。(佐野卓矢)