島根県内の企業、個人でつくる県赤十字有功会(山崎徹会長)が29日、日本赤十字社県支部江津市地区(江津市)と同川本町分区(島根県川本町)に災害用ポータブル電源を贈った。江津市と川本町は近年たびたび氾濫が起きる江の川沿いで、自治体が開設する避難所で被災者のスマートフォン充電などに活用する。
同会は1998年に結成。1月の能登半島地震を受け、地域福祉を目的とした寄贈を新設し、第1弾として江津2個、川本1個を贈呈した。
江津市役所であった贈呈式で、同会の大畑勉副会長(73)が、地区長の中村中市長に目録を贈呈。大畑副会長は「避難所での過ごしやすい環境を整える一助にしてほしい」と話し、中村市長は「災害への備えとして心強い。有効に活用したい」と感謝した。(村上栄太郎)