サンタやトナカイの姿をした大社珈琲のスタッフからおもちゃを受け取る子ども(左)=出雲市塩冶町、島根大医学部付属病院
サンタやトナカイの姿をした大社珈琲のスタッフからおもちゃを受け取る子ども(左)=出雲市塩冶町、島根大医学部付属病院

 入院中の子どもたちに楽しんでもらおうと、出雲市大社町杵築南のコーヒー専門店「大社珈琲」が20日、同市塩冶町、島根大医学部付属病院小児科におもちゃ約30点を贈った。

 おもちゃは事前に子どもたちから希望を聞いて用意した。院内であった贈答式で、サンタクロースとトナカイの姿になったスタッフが登場し、プラレールやパズル、子ども向けアニメDVD、クリスマスツリーなどが並べられた。子どもたちは「やったあ」「ありがとう」などと言いながらおもちゃを受け取っていた。

 中学3年の女の子(15)は「クリスマスツリーをもらえてうれしかった。飾りがとてもかわいい」と喜んだ。

 店を運営する坂根めぐみ社長は「入院中でも遊んで楽しい時間を過ごしてほしい」と願った。

 同店は2019年から毎年、プレゼントを贈っている。21日には、24時間営業のフードバンク「コミュニティフリッジ出雲」(出雲市大社町入南)を利用する家庭にクリスマスケーキ200個を寄付する。(黒沢悠太)