競泳男子200メートル平泳ぎ準決勝で戦う武良竜也選手を応援する別府淳コーチ(左から3人目)ら関係者=米子市東山町、鳥取県営東山水泳場
競泳男子200メートル平泳ぎ準決勝で戦う武良竜也選手を応援する別府淳コーチ(左から3人目)ら関係者=米子市東山町、鳥取県営東山水泳場

 新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、選手の地元で大勢が集まれず、互いに距離を取り合うなど感染防止対策に気を使いながらの応援が続く。こうした中で何よりも救いとなるのが選手たちの健闘だ。

 快進撃を続けるのが入江選手。24日の初戦から3度勝ち上がり、日本女子史上初のメダル獲得を決めた。

 入江選手が拠点としたシュガーナックルボクシングジム米子店(米子市久米町)には、関係者約30人が集結。岡本香織店長(39)は「勝利した(入江選手の)表情を見て思わず涙がこぼれた」と感極まった様子で話した。

 その6時間前、競泳男子200メートル平泳ぎの武良竜也選手(25)=ミキハウス、米子北高出=が6番目で決勝進出を果たした。高校まで通った鳥取県営東山水泳場(米子市東山町)では関係者約10人が中継を見守った。

 基礎を教えた恩師の別府淳コーチ(48)は「力んでいる様子もなくいい泳ぎだった。自分の力を出し切り金メダルを」とエールを送った。

 テニス男子シングルス1回戦で、世界7位のルブレフ(ROC)を下すなど実力を見せ、単複両方で準々決勝に進んだのは錦織圭選手(31)=日清食品、松江市出身。29日のシングルス準々決勝では16連敗中と苦杯をなめている世界1位のノバク・ジョコビッチ選手(セルビア)と戦う。

 大一番を前に、幼少期に指導したグリーンテニススクールの細木秀樹コーチ(46)は「年間グランドスラムと五輪金メダルの両取りを狙うジョコと、地元開催の誇りをもって戦う圭。相当タフな試合になるが楽しみだ」と期待した。 東京五輪の前半戦で山陰両県勢の活躍が地元に活気を与えている。ボクシング女子フェザー級の入江聖奈選手(20)=日体大、米子西高出=は28日の準々決勝で勝利し、山陰勢初のメダル獲得が決まった。競泳やテニスでも順調に勝ち上がり、関係者の応援に熱が入る。 (広木優弥)