コロナ禍でマスク生活が日常化し、2回目の夏を迎えた。気温や湿度が上昇するにつれ、暑さや蒸れ、化粧崩れやマスクのメーク付着など悩みは尽きない。解決する方法を資生堂ジャパン松江オフィス(松江市西津田1丁目)の影山佐知子さん(47)に聞いた。
マスク着用時に暑さによる化粧崩れを防ぐには、汗をきちんと拭き、顔の温度を下げる必要がある。その際、首やデコルテを先に冷やすことで顔の表面温度も下がり、汗によるメーク崩れを抑えられる。
メークをする際は、スポンジに水を含ませてファンデーションを付けるのがお勧め。水を含ませたスポンジの3分の2をぎゅっと持ち、水を絞る。残りの3分の1で顔全体にファンデーションをなじませる。化粧持ちも良くなり、涼しさも感じられる。
さらにメーク仕上げ用ミストを3~4回吹き掛けると、よりファンデが密着し長時間崩れにくくなる。ミストの香りも良くリフレッシュにも効果的だ。
忘れてならないのが紫外線対策やしみ対策。マスク越しの日焼けやマスクの摩擦は、しみの一因になるため油断できない。UVカット機能が入った下地や美白有効成分の入ったスキンケア化粧品をうまく取り入れよう。気になる部分だけではなく顔全体に塗布することが大切。朝と夜、乳液後に円を描くようにクルクルとなじませるといい。
資生堂はしみを防ぐ三つの有効成分を配合した薬用美白美容液、メーク仕上げのミスト、皮脂によるてかりやかさつきを防ぐくずれ防止下地なども販売する。
影山さんは「これらの方法を実践して少しでも夏のマスク生活を快適に過ごしてほしい」と呼び掛けた。 (坂上晴香)












