2024年の山陰両県のスポーツ界では、ビッグニュースが相次いだ。大社高が夏の甲子園で93年ぶりに8強入りし、パリで開かれた五輪とパラリンピックでは両県出身者が躍動。バスケットボール男子Bリーグ1部(B1)・島根スサノオマジックは新トップカテゴリー入りを決めた。山陰中央新報社が選んだ24年の「山陰スポーツ十大ニュース」を紹介する。
1位 大社 93年ぶり甲子園8強
8月の第106回全国高校野球選手権大会で、大社が93年ぶりの8強入りを果たした。地元出身選手が大半を占める公立校が私立の強豪校を次々に破り、「大社旋風」を巻き起こした。
1回戦で春の選抜大会準優勝の報徳学園(兵庫)に勝利して勢いに乗ると、2回戦で創成館(長崎)、3回戦で早実(西東京)をいずれもタイブレークの末、破った。
準々決勝では神村学園(鹿児島)に2-8で敗れたものの、大会を通して好投したエース・馬庭優太の奮闘や、試合終盤での勝負強さが光った。
2位 三木拓也 パリ・パラリンピックで銀

車いすテニス男子ダブルスの三木拓也(トヨタ自動車、出雲市出身)、小田凱人(東海理化)組が、...