旧口羽駅で運行するトロッコ=島根県邑南町下口羽(資料)
旧口羽駅で運行するトロッコ=島根県邑南町下口羽(資料)

 廃線となったJR三江線の旧口羽駅から、島根・広島県境の江の川に架かる鉄橋をトロッコで渡るイベントが、31日から再び始まる。旧口羽駅と旧宇都井駅を活用した「三江線鉄道公園」を、管理運営するNPO法人江の川鉄道が2月に企画して以来。今回は運行日数を前回から倍増し、夏の観光利用を呼び掛けている。(糸賀淳也)

 2月には観光庁の実証実験として計7日間にわたり、旧口羽駅(邑南町下口羽)を発着点に、邑南町と広島県三次市作木町を結び、江の川を渡る「第四江川橋梁(きょうりょう)」(全長約230メートル)を往復する約2キロで運行。全日程で満席となる好評ぶりだったことを踏まえ町が再度、JR西日本から鉄橋を無償で借りた。

 今回も2月と同様のコースをトロッコで走り、帰りの第2口羽トンネル内では、三江線の歴史を振り返る映像を投影して楽しんでもらう。7月31日と8月1、7~9、14、15、21、22、28、29日、9月11、12、18~20日の計16日間で1日5便運行するほか、予約なしで訪れた人向けに追加運行する場合もある。

 江の川鉄道事務局の佐々木創さん(28)は「約半年ぶりに県境越えができてうれしい。橋からの景色や県境を越えたという実感を楽しんでほしい」と話した。

 料金は中学生以上1500円、小学生800円で、島根県西部の観光体験サイト「いわみん」で予約する。旧宇都井駅のホーム入場や、近くのカフェ「うづい通信部」での飲食セットも受け付けている。問い合わせは江の川鉄道、電話090(3221)5040。