あいさつするエヴェイヤール・テレーズ事務総長(左から3人目)=出雲市今市町、市役所
あいさつするエヴェイヤール・テレーズ事務総長(左から3人目)=出雲市今市町、市役所

 フランスやベルギーの自治体幹部職員が21日、出雲市内を訪れ、出雲大社や木綿街道を視察し、同市と海外からの観光客誘致に関する意見交換をした。

 一般財団法人自治体国際化協会(東京都)が海外自治体幹部を招き、日本の自治体の課題に関する意見交換などを通じて、日本の行政施策への理解を深めてもらう事業として実施した。出雲市にはフランスとベルギーの5団体から、日本での副市長や副知事に当たる事務総長や、人事部長など5人が訪れた。21日、市役所で飯塚俊之市長と面会した。

 フランス北西部に位置するブルターニュ地方のプロバナレック・レスコニル村のエヴェイヤール・テレーズ事務総長は、そば粉を使った郷土料理ガレットを紹介し「出雲に来て、家に帰ってきたような気がした」と喜んだ。今回の事業では「行政の進め方やインバウンド施策を学びたい」と話した。

 22日は木綿街道で、しょうゆの食味体験や宿泊施設の見学をした。(片山皓平)