発がん性が指摘される有機フッ素化合物(PFAS)を巡り、一部浄水場から高濃度のPFASが検出された岡山県吉備中央町は28日、住民らを対象に公費で実施した血液検査の結果を公表した。PFASの一種PFOAが最大で1ミリリットル当たり718・8ナノグラム検出され、山本雅則町長は「米国のガイドラインで示されている1ミリリットル当たり20ナノグラムからすれば、高い数値」と述べた。

 

 環境省によると、公費での検査実施は全国初。国は血中濃度の基準について、...