高校の写真部員の優秀作品を展示する「第52回島根県高校写真展」松江会場が29日、松江市袖師町の県立美術館ギャラリーで始まった。若い感性で切り取った一枚一枚が来場者を魅了している。2月3日まで。
地区予選となる写真コンクールで上位入賞した30校の277点が並ぶ。
河野芽衣さん(出雲3年)の「傾き始めた時間」は、雨のような水滴が降る中に置かれた砂時計を撮影した。静物を捉えた写真の中に水の玉を効果的に利用して、躍動感と幻想的な世界を表現し、評価された。
松江工業写真部2年の山根有希乃さん(17)は「被写体の輪郭や質感、線など表現にこだわった作品をぜひ見に来てほしい」と呼びかけた。
益田会場は2月7~9日、益田市有明町のグラントワで開かれる。(増田枝里子)