会員の力作を紹介するフォトファミリー出雲の木村克己副会長=出雲市浜町、出雲文化伝承館縁結び交流館
会員の力作を紹介するフォトファミリー出雲の木村克己副会長=出雲市浜町、出雲文化伝承館縁結び交流館

 【出雲】出雲市内の写真愛好家でつくる「フォトファミリー出雲」(常松利理会長)の写真展が5日、出雲市浜町、出雲文化伝承館縁結び交流館で始まり、日常の風景や動物の作品に来場者が見入っている。7日まで。入場無料。

 フォトファミリー出雲は会員が2カ月に1回作品を持ち寄り、技術向上を目指している。年に1回開く写真展は17回目を迎え、会員13人が二科会写真部展や県展の入賞作など48点を展示した。

 尾原ダム(雲南市)でボートを漕(こ)ぐ人を橋の上から狙った「ローイング」(二科会写真部展入賞)は、波紋や航跡が美しい。「祭りの日」は、談笑する女性4人の笑顔が魅力的。児童が賞状を受け取る様子を収めた「表彰式」は、授与する大人と子どもの間合いが温かく表現されている。

 木村克己副会長(70)=出雲市多伎町多岐=は「撮影者の気持ちや背景が凝縮されているのが写真の魅力。1枚の中の物語を想像しながら力作を見てほしい」と話した。午前9時~午後5時で、最終日は午後3時まで。(佐藤一司)