松江市古志原4丁目、松江工業高校電子機械科の3年生5人が30日、同市八雲台1丁目の子ども食堂「ブドリの家」に看板を贈った。看板は活動を支援するために作られ、玄関先に設置されて、子どもたちを出迎える。
課題研究活動で地域貢献を目標に活動する生徒が作った。看板は縦22センチ、横44センチの長方形と、縦22センチ、横35センチの長円形の2枚。フォークやスプーン、ベルの絵が入ったデザインで、親しみやすく分かりやすい。
CAD(コンピューター利用設計システム)を使って設計し、木製の看板は自分たちで加工した。さびにくさを重視したステンレス製は、設備が整う市内の鉄工所に加工を頼んだ。
生徒は鉛筆立ての製作体験を開くなど、子ども食堂でも活動してきた。上田駿さん(17)は「本格的な物づくりは初めてで不安だったが協力してできた」と振り返った。ブドリの家の土肥誠代表(64)は「分かりやすく深みのあるデザインで、訪れる子どもたちの目印になってほしい」と感謝した。
ブドリの家は毎月第2、4土曜日に開かれている。(黒崎真依)