とにかくデビッド・リンチが大好きだった。作品も、人も。あまりに好きすぎて、こうやって追悼文を書くために過去を振り返ってみると、まるで自分の生涯の走馬灯を眺めているかのように、彼の撮った映像がつぎつぎと目に浮かんでくる。

 父親ほどに年が離れているリン...