生徒が各自で作った弁当を持ち寄る「弁当の日」が3日、島根県吉賀町柿木の柿木中学校であり、栄養バランスや盛り付けを考えたそれぞれの昼ご飯を楽しんだ。
卵焼きや韓国式のり巻き「キンパ」、唐揚げなど、それぞれが丁寧に作った弁当を広げ、生徒や教職員ら約50人が、お裾分けしたりおいしそうにほおばったりした。
2年の永安捺夏さん(14)はオムライスや唐揚げのチリソースあえ、ミニトマトなどの野菜を詰めた弁当を持参。「隙間が空いてしまい、盛り付けが難しい。自分でメニューや彩りを考えて作るのは楽しい」と笑顔で話した。
弁当の日はバランスの取れた食事を考え、家族や生産者への感謝の心を育もうと、柿木中学校で14年前から続く行事。生徒は各学期に1回、自作の弁当を持参する。町食生活改善推進協議会柿木班が当日に豚汁やみそ汁を作ったり、夏休みにおかず作りを教える食育スクールを開いたりしてサポートする。
(藤本ちあき)












