田中武夫市長(手前)に春高バレーベスト8を報告する安来高校女子バレー部のメンバー=安来市安来町、市役所安来庁舎
田中武夫市長(手前)に春高バレーベスト8を報告する安来高校女子バレー部のメンバー=安来市安来町、市役所安来庁舎

 1月にあった全日本バレーボール高校選手権(春高バレー)で、島根県勢では40年ぶりのベスト8に輝いた安来高校女子バレー部員15人が13日、市役所に田中武夫市長を訪ね、結果を報告した。

 安来高校女子は、2回戦で習志野(千葉)を2-1、3回戦では狭山ケ丘(埼玉)を2-1で下し、ベスト8に進出。準々決勝で金蘭会(大阪)に敗れたが堂々としたプレーを見せた。狭山ケ丘戦では、第1セットを落し、第2セットも中盤まで追い込まれる展開だったが、劇的な逆転勝利で目標の8強をつかみ取った。

 

田中武夫市長(後列左から3人目)に春高バレーベスト8を報告した安来高校女子バレー部のメンバー=安来市安来町、市役所安来庁舎

 主将でアウトサイドヒッターの3年、錦織夏実さん(18)は「最後まで諦めない粘り強いバレーができた」と胸を張り、ミドルブロッカーの3年、御神本心晴(こはる)さん(18)は「習志野の応援はすごかったが、自分たちへの応援と思って戦った」と激闘を乗り切った心情を披露した。オポジットの3年、林桜子さん(18)は「楽しい感情が大きく、最後までやりきることができた」と全国大会での躍進を振り返った。

 岩田将太郎監督(50)は「強豪選手を集める学校もある中、島根県内、近隣の県から来ている選手がよく頑張ってくれた」とたたえた。

 田中市長は「ベスト8はなかなかできることではない。市民も喜んでいる」と話し、後輩の活躍に期待した。(狩野樹理)