浜田市治和町の周布川西防災センターで19日、高齢者による「いきいき百歳体操」があった。15人が足や腕を楽しく動かし、健康づくりに汗を流した。
体操は地元住民でつくる「しんちサロン」(青木誠二代表、約20人)が心身ともに健康的な生活を送ろうと2021年から始めた。
70~90代の参加者は市健康医療対策課の職員から手ほどきを受け、「1、2、3、4」と腕を大きく上げたり、椅子から立って座る動きを繰り返したりした。約500グラムのベルトを足や腕に巻いて行うトレーニングもあり、水分を取りつつ和気あいあいとこなした。
体操の成果を見るため体力測定も実施し、握力や歩行速度の結果を参加者同士で話し合った。参加者の中で最高齢の久保田立子さん(91)は左手の握力が1年前に比べ向上したことに喜び「みんなで集まってやるから長続きできる。体の調子も良い」と笑顔で話した。 (宮廻裕樹)