丸山達也知事(資料)
丸山達也知事(資料)

 新型コロナウイルスの「第5波」が全国各地に波及する中、島根県の丸山達也知事が4日、人の移動が増える夏休み中の県外への不要不急の旅行を控えるよう県民に呼び掛けた。全都道府県を対象とした旅行自粛を要請するのは、全国に緊急事態宣言が出た昨年春の大型連休以来。

 県は夏休み中、県外からの帰省を自粛するよう既に要請中。全国知事会が帰省に加え、旅行も原則中止か延期を求める国民向けのメッセージをまとめたのを受け、より強い呼び掛けをすることにした。

 丸山知事は東京都を中心にした全国の新規感染者数の急増や、感染力の強いデルタ株の流行を懸念し「過去最大の警戒が必要だ」と強調した。

 県は同日、県外からの観光誘客に向けに実施中の11事業について、順次、8月末まで停止すると発表した。県内の対象宿泊施設に泊まる利用者に島根の地酒と米を贈るキャンペーンや、中国地方から石見部で宿泊した先着1千人に3千円分のガソリン券を配布する事業は、いずれも10日から停止となる。

 一方、県民が県内向けの旅行商品や宿泊施設を利用した場合に半額(上限5千円)を割引するキャンペーンは期間を1カ月延ばし、9月末までとし、地元での観光周遊を促したい考えだ。

 また、4日は中国知事会の新型コロナ対策本部会議がウェブで開かれ、中国5県の県民に夏休み中は県境をまたいだ帰省や旅行など不要不急の移動を控えるよう求めるメッセージを送ることを決めた。中国5県でも感染が拡大しており広島県は同日、政府にまん延防止等重点措置の適用を要請した。