バスケットボール男子Bリーグ1部(B1)・島根スサノオマジックの広瀬健太育成強化本部長(松江市出身)のバスケ用語解説。第2回は「マンツーマンディフェンスとゾーンディフェンス」、「ペースとポゼッション」。(聞き手は清山遼太)
ゾーンディフェンスとマンツーマンディフェンス
ゾーンディフェンスは、決められた相手選手を「1対1」で守るマンツーマンディフェンスと異なり、各選手の担当地域に入ってきた地域(エリア)を守るディフェンスフォーメーションです。ディフェンスの対象が、「場所」か「人」かという部分が大きな違いになります。
センターラインから見て3点シュートライン付近のトップ(リングに向かって正面の位置)にガードの選手を配置し、左右のウイング(リングに向かって45度の位置)に2人、ゴール下に近いペイントエリア付近にビッグマン2人を配置するパターンの「ワンツーツー」と呼ばれるゾーン、先頭の選手をややゴ...
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