第二章 平家一門(二十八) 「馬淵城に籠もる数は?」 「四百ばかりですな。逃げ足の速い奴です。ここで仕留めたいものですが……」  平田入道は眉間に深い皺(しわ)を寄せた。  柏木は籠...