島根県警は14日、県東部在住の50代男性が交流サイト(SNS)型ロマンス詐欺被害に遭い、現金1219万円をだまし取られたと発表した。

 男性は昨年6月中旬ごろ、LINE(ライン)で「ハマサキ」と名乗る女からメッセージが届いた。連絡を取る中で「付き合いたい」「結婚したい」との内容が送られ、男性も好意を抱くようになった。

 同年9月下旬ごろ、女から「投資の手伝いをしてほしい」と頼まれ、投資の指導者やサポートマネージャーを名乗る人物を紹介された。「投資利益を引き出すには口座を活性化する費用が必要」「引き出しに関する税金が必要」と現金の振り込みを要求され、男性は同年10月23日から11月17日までの間、計6回にわたって振り込んだ。

 同年12月5日、男性が金融機関で投資の話をした際に職員が詐欺と気付き、警察に通報した。