石破茂首相の事務所が自民党衆院1期生15人との会食に際し、土産名目で1人当たり10万円分の商品券を配った問題は、山陰両県関係の国会議員に波紋を広げた。政権を支える閣僚や幹部は言及を控える一方、2025年度予算案の審議が続く参院の自民議員からは不満が出た。自民の「政治とカネ」問題を厳しく批判してきた野党は追及を強める構えだ。

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 「首相が説明した以上の事実関係の詳細は承知していない。お答えすることは差し控えたい」。首相の最側近である赤沢亮正経済再生担当相(衆院鳥取2区)は...