絵画や彫刻など多彩な作品を紹介する実行委員会の担当者=益田市有明町、島根県立石見美術館
絵画や彫刻など多彩な作品を紹介する実行委員会の担当者=益田市有明町、島根県立石見美術館

 第40回益田市美術展が13日、同市有明町の島根県立石見美術館で始まり、日本画やデザイン画、工芸など125点が並び、来観者が見入っている。16日まで。

 一般、中学・高校、会員、招待、審査員の5部門に市内外の86人が出品した。一般の部で最高位の益田市長賞は、渡辺聖梨さん=益田市=の日本画「あおいき」が受賞した。150号の大作で、植物の葉が揺れる様子を淡い青色で幻想的に表現した。

 中学・高校の部で益田市長賞に輝いた小倉昂汰さん=吉賀高校=の作品はデジタルで作画したポスターのイラストデザインで、写実的に描いた子どもの顔と大胆な模様の配置で強い印象を与える。

 展示作品は刺しゅうや押し花の絵画、木彫などもある。主催する市美術展実行委員会事務局の松田淳さん(47)は「若手からベテランまでさまざまなジャンルの作品を楽しんでほしい」と話した。(吉田雅史)