2022年11月1日。一つのプレスリリースに、愛媛県のスケート関係者の間に衝撃が走った。「~イヨテツスポーツセンター・イヨテツボウリングセンターの営業終了について~」。伊予鉄不動産が運営する同施設が2027年1月をめどに営業を終えるとの内容だった。
少子高齢化による利用者減少、施設維持費などの高騰が理由に挙げられた。「複合的な要因で、ビジネス的な観点でもなかなか難しいよねっていう判断。とはいえ約5年、猶予を持ってくれた。ちゃんと1年間通して使えるような、スケート文化を根付かせられるような施設を何とか作っていきたい」。愛媛県スケートリンク設立の会の実行委員、小松賢司さん(41)はそんな思いを込めて奔走している。(共同通信=大島優迪)
▽四国のスケーターの受け皿、ピーク時は年19万人が利用
1966年にオープンした松山市のイヨテツスポーツセンターは市中心部から車で約10分、最寄り駅から徒歩約10...













