移動の効率化が進み情報があふれるこの世界で、人々の距離は狭まった。民族性や信仰に根ざした価値観の交錯は、時として争いを招くが、絆も紡ぐ。世代や国境を超えてつながる人々に目を向ける国際通年企画「橋を渡す」を始める。プロローグとして、風土や時代を鮮やかに映す群像劇を描く直木賞作家の垣根涼介さん(58)に今、世界をどう見ているかを聞いた。
▽虹の見え方、国で違う
〈世界は激しい対立や分断が恒常化している〉
ロシアのプーチン大統領がウクライナに攻め込んだのは言語道断ですが、その前に米国は北大西洋条約...













