中国経済はその巨大さゆえに全体像がつかみにくい。かつて日本も経験したような不動産バブル崩壊による苦境が伝えられる一方、華麗なカンフーを披露する人型ロボットといった先端技術の進化ぶりにも注目が集まる。
3月5日に開幕した全国人民代表大会(全人代)では、習近平指導部が2026年の経済成長目標を引き下げると同時に、対米長期闘争を見据えて「ハイテク強国」へ邁進する姿勢をアピールした。
光と影が入り交じったような隣国の現状をどのように理解すべきなのか。現代中国研究家の津上俊哉氏に読み解いてもらうと、高市首相にとっては「上を目指すチャンス」という。どういうことか。(共同通信=西川廉平)
▽日本の経験に学んだはずが
―2025年の中国経済は、政府発表によれば目標通り5%成長を達成した。統計の信ぴょう性を疑う声も絶えないが、景気の現状をどのように見るか。
「今の中国経済は二面性を持っている。...













