子どもが記者になってショッピングセンターを取材する新聞教室が19日、出雲市渡橋町のイオンスタイル出雲であった。小学生ら3人が売り場やバックヤードを巡り、商品の工夫や企業の思いを取材して記事にまとめ、号外を発行した。
ランドセル売り場では、漁網をリサイクルした人工皮革の商品や、使い終わったランドセルを回収してアフガニスタンに送る取り組みについて説明を聞いた。子ども記者は売り場担当者に、流行の色や最も売れる時期を質問。「はっきりした色より淡い色が人気で、盆時期によく売れる」と教わり、メモを取った。
食品や日用品売り場でも取材した。取材メモを基に意見を出し合って1本の記事に仕立て、A3判の号外を完成させた。
出雲市立塩冶小2年の中元麻智さん(7)は「環境に優しいこととか、いつもと違ってお店の人に詳しいことが聞けてうれしかった」と話した。
新聞教室は山陰中央新報社主催で、イオンリテール協賛の「第13回しまね小中学生新聞コンクール」の関連イベント。3月29日からイオンスタイル出雲、松江両店で計5回開き、合わせて26人が参加した。
(清水由紀子)