受賞酒と表彰盾を手にする古橋貴正社長=島根県津和野町後田、古橋酒造
受賞酒と表彰盾を手にする古橋貴正社長=島根県津和野町後田、古橋酒造

 日本酒コンテスト「ワイングラスでおいしい日本酒アワード2025」で、古橋酒造(島根県津和野町後田)の酒がプレミアム大吟醸部門の最高金賞(17点)に選ばれた。同賞の受賞は4年連続。

 受賞酒は「初陣 純米大吟醸」。地元の水と酒米「山田錦」を使用し、香り高く奥行きのある味に仕上げた。ワイングラスの形が、繊細な香りの広がりを引き出すという。プレミアム大吟醸部門は318点が審査された。

 古橋酒造は「初陣 純米大吟醸 袋しぼり」と「初陣 純米吟醸」(プレミアム純米部門)も最高金賞に次ぐ金賞を受賞した。古橋貴正社長(58)は「さらに多くの方に飲んでいただけるよう、飲みやすさを追求していきたい」と話した。

 コンテストは全国254社から1091点の出品があった。山陰両県の蔵元の最高金賞はほかに、千代むすび酒造(境港市大正町)の「千代むすび 純米酒」(メイン部門)が受賞した。(岡野優衣)