山陰での思い出を語り合う親子=松江市朝日町、JR松江駅
山陰での思い出を語り合う親子=松江市朝日町、JR松江駅

 ゴールデンウイーク最終日の6日、古里や行楽地で過ごした人たちのUターンラッシュがピークとなった。山陰両県の空港や駅は、多くの荷物や土産物を抱えた利用客や見送る人たちで混み合った。

 JR西日本中国統括本部によると、出雲市発岡山行きの特急「やくも」は、午前7時半以降の便は終日ほぼ満席。息子と2人で出雲大社や石見銀山など島根県内を観光し、JR松江駅からやくもに乗り込んだ岡山県倉敷市の自営業、平松智典さん(54)は「息子と一緒にゆっくりできた」と笑顔を見せた。

 空の便は、出雲、萩・石見、米子の3空港の羽田行きが満席かほぼ満席となった。鳥取発羽田行きは午前便は空席があったが、午後はほぼ満席だった。(藤井俊行)