第三章 相国墜つ(二十一) 「このような仕儀となった」  父の目の奥に自嘲の色が滲んだ。自身でも意味が解らぬまま、知盛は小刻みに首を横に振る。 「答えを聞かねばならぬな」  嗄(か)れ...