【出雲】世界各地のカブトムシやクワガタムシなどを集めた「世界の甲虫展2021」が、出雲市今市町の出雲科学館で開かれ、子どもたちが間近で観察して特徴を学んでいる。入場無料。22日まで。
夏休みに合わせた恒例の展示。世界に約30万種以上いるといわれる甲虫のうち、出雲市の故勝部隆史さんが収集した標本約2千点に加え、国内外14種の生きているカブトムシやクワガタムシの展示で約700種を紹介している。
カリブ海の島々に生息する世界最大のカブトムシ「ヘラクレスオオカブト」や、オーストラリア最大のクワガタムシで体が虹色に輝く「ニジイロクワガタ」の姿や動く様子が注目を集める。高松小学校2年の藤原海翔(かいと)君(7)は「日本のものとは違う」と国外の甲虫を熱心に観察していた。
14、15、21、22の各日は、止まり木に載せた甲虫との記念撮影も予定している。問い合わせは同館、電話0853(25)1500。 (松本稔史)